愛する眠り姫に目覚めのキスを
ただその名前を呆然と見ていれば、急に周りが騒ぎ出した。
「姫野さんとってすごくなーい?」
「姫野さんが好きになったのって3年の井上先輩以来だよね!」
「あんな美人に好かれるなんて羨ましいー....」
....そんなにあいつすごいわけ?
俺はそんな周りを気にせず、つばきのところに行った。
「つばき!?
行こ」
「.........行ってて.....」
つばきは不機嫌だった。
.....なんで?
俺、癪に障ることしたっけ?