狼彼氏のしつけ方。
でもっでも女子高は夢だったのにいぃい(泣)
しかもあとから聞いた話によると
この鳳銘高校は全寮制だという。
さらに噂によれば、女子からの入学願書は
全くと言っていいほどないらしい。
どうしてわ・た・し!がそんなところに
行かなければならないのか…ハァ
よしっ、ここは抗議だ!
「お母さん!どうしてそんな勝手なことするのよ!
もうっ!どうして私が元男子校でしかも女子が
全くいないところに行かなきゃなんないのよ!
お母さんは娘がケダモノばかりの高校に
入ってもいいって言うの!?
ってか私の意見もなしに勝手に決めないでよ!!
お母さんはどこまで自己中なの!?どこまで勝手なのッッ!!
もう一度考え直してッ!!受験はどうなったのよッッ!!!」
ハァ・・ハァ・・ハァ…
長文を早口で息継ぎなしに言ったから疲れた・・
そう勢いよく言った私を呆然と見ている美嘉が口を開いた。
「そう言われてもねぇ?だって学費が通常の半額以下なんだもの。
しかも寮だから実紅ちゃんの余計な手間とかないしっ☆」
よ、余計な手間って…
娘を余計な手間呼ばわりかよ…っ。