カフェラテ

飛び出して、走って部室に逃げ込んだ。

運良く部室には誰もいない。

しんとした部屋の中に、私の荒い息遣いと思考がめぐる。



滝先輩は、

先輩、ブラックが好きなのに、

なのになんで、カフェラテなんて、

あんな甘いのをなんで毎日、

私のために?それとも部活のため?



突然、頬が濡れた。

自分の涙だった。


訳も分からず驚いて、そのまませきを切ったように泣いた。



・・・・・・。



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