甘い言葉に惑わされて




ってなにがドキッだよ!?!?!





「イケメンって笑うと絵になるのね。」



「は?」

「それと笑いのツボが変わっているのね。」


自分を誤魔化すように言葉を付け足す。

「星羅、俺に惚れた?」



「あー、そうね。それはないわ。だって私他に好きな人いるもの。」


ふふんっとドヤ顔で男を見上げる。

「へー。なーんだ。よかった。」

まるでみんな俺に惚れてしまうって言っているようで、腹が立った。


 
   
< 22 / 90 >

この作品をシェア

pagetop