甘い言葉に惑わされて



相当お腹が減っていたのかそれとも美味しすぎたからか、全て食べきる。



「あー美味しかったー!!!ご馳走様!!!!」

「お粗末さまです。」

クスクスと食べ終わった食器を片付けはじめる。

「あ、そこまでしてくれなくてもいいのに。私やるよ。なんか心なしか熱無くなったようだし。」

「じゃ、拭く係やって。」


拭く係って!!!

「はははっ!!聖ってなんか子供だよね!!」


そう言って馬鹿にする。

「は?なんでだよ。俺これでも19歳。」

「・・・・・・・・・・・・・・は?」


待て待て待て待て。

よーく考えろ?



   
< 28 / 90 >

この作品をシェア

pagetop