甘い言葉に惑わされて



「まあ、星羅が俺の下僕のようにせっせと働いてくれるのもいいかもね。」

「あ、無理です。聖さん常識的に考えてくださいよ」


「うん、なんかすごい腹立つから敬語やめて?むしろやめてください」



「へー、でも見た目は確かに大人っぽいとは思ったけど、じゃあ聖は大学生?」

「まー一応な。」


上から下まで舐め回すように聖を見る。

「ってかどうやって部屋に入ったの?私ちゃんと鍵かけといたのに。」

「あー、なんか部屋どんどんやってたらなおばさん来てお前が病気で寝込んでるって言ったら開けてくれた。」

「私が病気じゃなくて居なかったらどうするつもりだったのよ。」

はあ、っとため息をつく。




   
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