甘い言葉に惑わされて


「あ、梅宮くん!彼女さん来てるよー!」


ドキッ



「おー。」


チラッと見ると梅宮くんと目が合う。


やばっ


「星羅。まさか風邪じゃなくて失恋して学校来なかったとかじゃないよね?」

なんてみーに言われる。


「いや、風邪は本気。もう死ぬかと思ったくらいだったね!」

「そんなにすごかったの?」


「すごいなんてもんじゃなかったよ」

思い返すように目を瞑ってうんうんっと独りで頷く。




   
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