甘い言葉に惑わされて



「先生はいいよねー!美人で!!」

そう言って先生に抱きつく。

「何言ってんの。星羅ちゃんに言われても全然羨ましさが伝わってこないわ。」


優しく笑って優しく頭を撫でてくれる。

「えー。伝わらない!?この憎たらしさが!!」

はいはいっと言いながらそれでも頭の上にある手は優しくて・・。


そんな小さな幸せに浸っていると、

ガラガラっ

「ああああああ!!」


保健室のドアが空いた。


「「げっ!」」



   
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