甘い言葉に惑わされて



タンタンタンっと階段を下りる音が響く。

冬の夜はやっぱり寒い。



息の流れが白く見える。


「あれ~?このバックでいいんだよね?」


車の後ろには黒くて大きいバックしか乗っていない。

「よいしょっ・・・って重ッッ!?」


なんだこの重たいバックは!?


一体何が入っているんだ!?!?

なんて少し興味が沸いたがプライバシーを覗くのはまずいと自分に言い聞かせて耐えた。


  
< 80 / 90 >

この作品をシェア

pagetop