The Most Beautiful Flower In My Mind.
ずっと間断無く、腰や他の部分の疝痛が続いていて


手を放せない状態だけれど、


そんな状態の時にでさえ周りに気を遣って


自分でなんとかするから、と、


部屋の端に立て掛けてあるアイロン台を持って来て、


自分の少し楽になる位置にセッティングしていた。


だけど、本当に、『阿鼻叫喚』とはこの事で、


あんなに我慢強い母が、一晩中


「痛い!痛い!!」


と唸る様に声を上げる様は、正に地獄の様で…


涙が出て…


私も心配で心配で眠る事が出来ず


仕事はほぼ徹夜で通っていた。


でも、それでも、その職場では


とても良くして貰っていて、


今の母の状況を上司に伝えておくと


早退させてくれるなど、


感謝の言葉を言い尽くせない程


親身になってくれていた。
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