The Most Beautiful Flower In My Mind.
逝ってれば良かった。


電車に飛び込めば、


馬鹿親父が電鉄会社に沢山


お金を払わなくちゃいけなくなって


自分も死ねて


一石二鳥だったろう。







でも…


駄目だった。


結局は安楽死みたいな事を


考えてしまった。


意気地が無い。


お母さんが越えた『死への苦しみ』を


私の感覚は恐怖を覚えた。


それを越えれば楽になるのに…


意気地が無い。


『「人間」という動物の本能』が


理性に克った。


結局、私も、


只の動物だった。
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