はるのゆき[BL]
「おい、どうしたんだよ」
「何でも……ないっ」
先ほどまで威勢の良かった真幸の姿はそこにはなかった。
俯き、まるで何かに耐えているような素振りである。
「まさか具合悪かったのか?」
「そんなんじゃないから、さっさとどっか行ってくれる?」
「だけどよ……顔色悪すぎるだろ」
クラスメイト達の反応が怒りから心配へと変わる。
遠くからその一部始終を見ていた由陽は席を離れ、
すぐさま真幸の元へ駆けつけると、強引に真幸の腕を掴んだ。
当の本人である真幸だけではなく、真幸と話をしていたクラスメイト達もその行動に驚きを隠せずにいる。
何故、まったく関係のない由陽がやってきたのか、と。
「何でも……ないっ」
先ほどまで威勢の良かった真幸の姿はそこにはなかった。
俯き、まるで何かに耐えているような素振りである。
「まさか具合悪かったのか?」
「そんなんじゃないから、さっさとどっか行ってくれる?」
「だけどよ……顔色悪すぎるだろ」
クラスメイト達の反応が怒りから心配へと変わる。
遠くからその一部始終を見ていた由陽は席を離れ、
すぐさま真幸の元へ駆けつけると、強引に真幸の腕を掴んだ。
当の本人である真幸だけではなく、真幸と話をしていたクラスメイト達もその行動に驚きを隠せずにいる。
何故、まったく関係のない由陽がやってきたのか、と。