青空~私の生きた証~
でもオカンの隣にわ
知らない男の人が立ってた。
『あっ!紹介するね。』
「...。」
『お母さんの彼氏』
「...。」
お母さんに会いたくて
親父たちから逃げるように
大阪に出てきたのに
楽しそうに彼氏と
喋ってる母親を見て
なんだか悲しかった。
"一緒に暮らしたい"
母親にそう言った事を
後悔した。
もぅその頃から
オカンわオカンじゃなかった。
母親じゃなく
"女"として生きていて
娘のあーしにまでも
"女"だった。