ダイス



「今から、時間ある?」


明良は笑みを浮かべながら言った。


やはり可愛い笑顔。


「ええ、大丈夫よ」


紗江子も笑って返す。


気分転換も必要だろう。


事件のことは煮詰まったどころの話ではない。


何せ情報が少ない。


幾ら流してもらっているとはいえ、捜査本部に自体情報が少ないのでどうしようもない。


「じゃあ、何処にしようか」


明良は紗江子の隣に並びながら訊いてきた。



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