ダイス



しかも自宅に泊めるなんて。


紗江子は溜め息を吐いてから、部屋着のワンピースを被った。


いつ、辞表出そうかな。


渇いた喉を潤す為に冷蔵庫を開けながらそう思った。


せめてこの事件が解決してから。


彼はこの事件の動向を気にしているし、何より解決の鍵を握っている。


利用するのか。


紗江子は炭酸水に手を伸ばしながら再び溜め息を吐いた。





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