ダイス




「それを聞いたとして、新井に辿り着けるわけ?」


明良は横目でちらりと紘奈を見てきた。


自分が話を聞く。


そう言い出した時、紗江子は渋るかと思ったが、予想外にあっさりと了承を出した。


そして、次の日には明良の了承をも持ってきた。


但し条件があり、それは警察では嫌だ、というものだった。


深水はそれを了承をし、場所は警視庁の近くの喫茶店、ということで決まった。


そういったことから、今、昼間のカフェで紘奈と明良が向かい合っているのだ。




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