ダイス



傲慢かもしれない。


そんなに、深い闇なんてそうそう広がっていないかもしれない。


それでも、そこにそっとでいいから触れたいと思えたのは、誰でもなく、明良と出会ったからだ。


彼と出会ったから、彼の闇を知ったから、そう思えるようになったのだ。



一生、彼を忘れることはないのだろう――……。








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