「同じ空の下で…」
「…そんな事はないだろう。私の眼に狂いがなければね。」
ジェームスは、座りなおし、足を組むと、俺をまっすぐに見る。
「さて瞬、君の決断を聞かせてもらってもいいだろうか?」
まだ、決断できてない俺は、その視線から逃れる様に視線を落とした。
「まだ、迷っているんだね?…その迷いの根源は何だろう?良ければ聞かせてくれないか?」
「I have a person considered very precious.I want to wake har happy.She is dear to me.」
「All right.」
ジェームスは、視線を落とすとにこやかに俺に微笑んだ。
「瞬、ならば尚更ではないだろうか?…彼女はこの事についてなんて言って居るんだ?」
「話していない。何故なら、俺と彼女は始まったばかりだからです。」
「Oh my God!」
さっきまで静かに俺の話を聞いていたジェームスは手を両手にあげ、良く見るアメリカ人のリアクションをしてみせ、周りを落ち着きなさそうに見回した。
「駄目じゃないか、瞬。それは重大な問題だ…。」