「同じ空の下で…」

「She is dear to me. I want to wake har happy.」

「?」

「ジェームスに送ってみた♪それが、さっきの俺の答え。」

「…ん?どういう意味だろう?」



「私にとって彼女は大切な人。私は彼女をこれからも大切にしたい。」












「…瞬、自分で言って恥ずかしくないの?」

「別に?」


少なくとも、私は瞬の言葉を聞いて恥ずかしさで一杯である。


「そんな…変な事…送られた方も迷惑なはずよ…」


「何で?艶香が先に言ったんだろ?私の事どう説明してるかって。そのまま説明してなにが悪い?…あ、親父とじいちゃんには『好きな女』って説明したけど。…迷惑だった?」


「…迷惑な訳…ないじゃない…。だって、瞬…昨日…」


私は今日が瞬との最後の日だと思っていた。

今日という日が過ぎたら、私と瞬は友達に戻る…そう思ってた。

確かに、その後、私の我儘で彼の傍に居たいと戯けた事を言ったのも事実だ。



だけど、だけど…

瞬、それはないでしょ…。



「しょうがないだろ、もう、送っちゃったし。嘘偽りなく俺はそう思ってる。だからこそ、俺は艶香と一緒に居るのが…。」

「…もう、いい。」


正直、そこまで瞬に思われてるなんて全然気づかなかった。



「大切に思う相手だからこそ、艶香の人生の2年を俺は奪いたくない。だから…俺を待っててほしいなんて、身勝手な事は言えない。俺の気持ち、分かってくれる?」


「・・・・全然…理解できない…。なに格好つけちゃってんの…」


本当は、言葉で表せられない程、嬉しい癖に…。

悟られないように私は感涙の涙が毀れないように上を向いた。








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