「同じ空の下で…」
「……解る。俺だって…離れたくない。」
抱きしめた腕に更に力が込められる。
私は…泣きながら後悔していた。
あー、こんな事言ったら、瞬は私に失望して、更には疎ましく思うに違いないと。
だけど、こんな思いをする位ならいっそ嫌われてしまった方がいいかもしれないなんて、天の邪鬼みたいな事も思ってしまっていた。
「…艶香…、そんな風に素直に泣ける…お前が羨ましい。そして、そんな所が…愛しくてたまらない。」
バカじゃない!?…と大声で言ってやりたくなったり、素直にその言葉に頷いて甘えたくなる…両極端な思考が頭の中をぐるぐると巡る。
「…悔しいけど、やっぱりどう考えたって、
そんな瞬のそんな所、好きなんだから…!」
涙を拭い化粧も剥がれてしまった腫れぼったい目を真っ赤にさせ、私は瞬の瞳を挑戦的に見返した。
「…勝ち気なその顔も、俺にしたら宝もんです♪」
唇を塞がれ、足元をすくわれて、瞬に抱き上げられると、綺麗にメーキングされたベッドに優しく寝かされ……
静かな部屋には
私と瞬の…吐息と息づかいが、
その部屋を甘い空間へと艶やかに彩り始めた。
抱きしめた腕に更に力が込められる。
私は…泣きながら後悔していた。
あー、こんな事言ったら、瞬は私に失望して、更には疎ましく思うに違いないと。
だけど、こんな思いをする位ならいっそ嫌われてしまった方がいいかもしれないなんて、天の邪鬼みたいな事も思ってしまっていた。
「…艶香…、そんな風に素直に泣ける…お前が羨ましい。そして、そんな所が…愛しくてたまらない。」
バカじゃない!?…と大声で言ってやりたくなったり、素直にその言葉に頷いて甘えたくなる…両極端な思考が頭の中をぐるぐると巡る。
「…悔しいけど、やっぱりどう考えたって、
そんな瞬のそんな所、好きなんだから…!」
涙を拭い化粧も剥がれてしまった腫れぼったい目を真っ赤にさせ、私は瞬の瞳を挑戦的に見返した。
「…勝ち気なその顔も、俺にしたら宝もんです♪」
唇を塞がれ、足元をすくわれて、瞬に抱き上げられると、綺麗にメーキングされたベッドに優しく寝かされ……
静かな部屋には
私と瞬の…吐息と息づかいが、
その部屋を甘い空間へと艶やかに彩り始めた。