「同じ空の下で…」
第14章 遥か空の彼方で…
□第14章 遥か空の彼方で…
旅立った日以来、私は泣かずに毎日を忙しく過ごしている…つもりだ。
自分を磨いて、いつ瞬が帰って来てもいいように…自分を高めておこう…という予定だ。
だけど、自分の心に嘘をつく事が出来ない事を証明するかのように夜は眠りが浅く、瞬の夢をよく見た。
目覚めると目のまわりが涙でグシャグシャになっていた朝もあった。
会えなくても夢の中で会えるんだから、良かったじゃん♪なんて自分を客観視して、褒めてやったりもするが、涙を拭いながら己の弱さを痛感して情けなさを感じた。
瞬からの連絡は、あれ以来全くない。
元気なのか、元気じゃないのか…。それすら分からない。
私からメッセージを送るなどして連絡を取ったらいいのだろうけど、瞬からの連絡が来るまで待っていようと思った。
大体、仕事であっちにいってるんだから邪魔など出来ないし、相手の都合を考えれば…遠距離恋愛最初の一報は瞬からの一報を待つのが妥当の様な気がした。
そもそも…時差があり日本とアメリカじゃ昼夜逆な訳だし、アメリカなんかは既にサマータイムの時期に突入してる訳でもあり…。
自ら身勝手に連絡など出来なかった。
瞬が居なくても、私は私なりに生活している。
仕事に追われながら、モノクロになりつつある日々を過ごしている…───。
旅立った日以来、私は泣かずに毎日を忙しく過ごしている…つもりだ。
自分を磨いて、いつ瞬が帰って来てもいいように…自分を高めておこう…という予定だ。
だけど、自分の心に嘘をつく事が出来ない事を証明するかのように夜は眠りが浅く、瞬の夢をよく見た。
目覚めると目のまわりが涙でグシャグシャになっていた朝もあった。
会えなくても夢の中で会えるんだから、良かったじゃん♪なんて自分を客観視して、褒めてやったりもするが、涙を拭いながら己の弱さを痛感して情けなさを感じた。
瞬からの連絡は、あれ以来全くない。
元気なのか、元気じゃないのか…。それすら分からない。
私からメッセージを送るなどして連絡を取ったらいいのだろうけど、瞬からの連絡が来るまで待っていようと思った。
大体、仕事であっちにいってるんだから邪魔など出来ないし、相手の都合を考えれば…遠距離恋愛最初の一報は瞬からの一報を待つのが妥当の様な気がした。
そもそも…時差があり日本とアメリカじゃ昼夜逆な訳だし、アメリカなんかは既にサマータイムの時期に突入してる訳でもあり…。
自ら身勝手に連絡など出来なかった。
瞬が居なくても、私は私なりに生活している。
仕事に追われながら、モノクロになりつつある日々を過ごしている…───。