「同じ空の下で…」
何度見たって、[岡崎 瞬]な訳だし…。
誰かの悪戯だろうとも解釈できるけど、
思わず胸が高鳴ってしまって、ドキドキしてしまった自分の心に嘘をつく事はできない。
[本文:皆、元気でやってますか?俺はすこぶる元気です。いい写真が撮れたので投稿します。では、また…Adiós, amigo.]
投稿された写真…それは、日本じゃあり得ないような…よくテレビで見るような…いかにも外国らしい写真と言えば、その通りと思えるような…
青い空と無駄にだだっ広く拡がった一面のトウモロコシ畑の写真だった。
その写真に、私は目を細めた。
そして、その光景を見ている瞬の姿を想像する。
一体、どの場所の写真なんだろう…?
シアトルにこんな場所があるのか?
もしくは、ここ数週間は、観光でもしてるのか…?
…そんな事は全く私には分からない。
だが…
この光景に感動して、皆に見せたくてここに投稿したっていう瞬の心は、まぎれもなく真実で彼が元気で居る事の証でもあった。
元気に…してるんだね。
少しだけ安堵した気持ちと会いたくなる衝動に駆られながら、
画面をまた待ち受け画面へと戻した。
…元気にしてるなら
・・・・それでいいんだ。
そう、自分に言い聞かせた。