「同じ空の下で…」

食べては遊んで、遊んでは飲んで…。

そしておしゃべりをして、時々、ゲームみたいな事をして…。



退屈でモノクロがかっていた日常から、ちょっとだけ抜け出せば、そこには非日常とも言うべき彩り溢れた愉しい時間がある。



皆に出会えて良かった。


一人じゃなくて…良かった。


瞬が居なくても…


この時を楽しめる自分がそこに居て…


─────・・・・良かった。









憂鬱な月曜日が、何食わぬ顔してやってくる、AM6:00。

目覚ましで爽快に起きると、バシャバシャと顔を洗った。


軽く体をほぐし、伸びをする。


憂鬱なんて言ってられない。


月曜日を好きになってやろうと、思った。





「おはようございますっ!」

「おはよう。」

「おはよう、艶香ちゃん。」

「おはよう、英。」


いつもより早く来た筈なのに、総務部のフロアには既に、香織さん、課長、労務主任が各々のデスクに着き、PCに向かって仕事をしていた。


「艶香ちゃん、今日は早いね。…あれ、何か…いいことあった?」

香織さんが、私の顔を凝視する。

「いいえ、別に、特に何も…」

「肌がピチピチしてるし、なぁんか、いつもと違う気がする。」

「そうでしょうか?…何もしてないけど…」

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