「同じ空の下で…」

帰り支度を終わらせ、会社を出て10歩位あるいたあたりだろうか?

[着信:岡崎 瞬]

…この人って、なんでいつもメールじゃなく電話をかけてくんのかなぁ…

そんな事を思いながら、立ち止まり、電話に出る。

「はい。」

「お仕事お疲れさん。今、どこ?」

「会社を出たところです。」

「なぁ、なんで敬語なんだ。タケルから聞いてないのか?・・・・禁止だぞ?」

「あぁ、そうでしたね。じゃぁ、…いま、会社、でた。」

「で、どこなの?会社。」

「…あの、私がそっちに向かうから…何処にいけばいい?」

「いいよ、こっちから迎えいくから」


半ば、瞬も苛々してるのが電話口から感じたので、仕方なく、私の会社を教えると、そこで待ってろと、瞬は言った。

あの性格に加えて、[強引]。


バディ解消となるように、早々にこの任務を終わらせよう!


関わるのが嫌だ。



そんな事を思ってる時、爆音が聞こえたかと思うと、その音はどんどん近づき、目の前に止まった。

目を丸くして、思わず身構える。

< 40 / 646 >

この作品をシェア

pagetop