「同じ空の下で…」
帰り支度を終わらせ、会社を出て10歩位あるいたあたりだろうか?
[着信:岡崎 瞬]
…この人って、なんでいつもメールじゃなく電話をかけてくんのかなぁ…
そんな事を思いながら、立ち止まり、電話に出る。
「はい。」
「お仕事お疲れさん。今、どこ?」
「会社を出たところです。」
「なぁ、なんで敬語なんだ。タケルから聞いてないのか?・・・・禁止だぞ?」
「あぁ、そうでしたね。じゃぁ、…いま、会社、でた。」
「で、どこなの?会社。」
「…あの、私がそっちに向かうから…何処にいけばいい?」
「いいよ、こっちから迎えいくから」
半ば、瞬も苛々してるのが電話口から感じたので、仕方なく、私の会社を教えると、そこで待ってろと、瞬は言った。
あの性格に加えて、[強引]。
バディ解消となるように、早々にこの任務を終わらせよう!
関わるのが嫌だ。
そんな事を思ってる時、爆音が聞こえたかと思うと、その音はどんどん近づき、目の前に止まった。
目を丸くして、思わず身構える。