「同じ空の下で…」
…なかなか送信のボタンが押せないで居る。
こんな事を送ったら、きっと瞬は幻滅するかもしれない…
疎ましく思われるかも…しれない…
でも、もしかして
彼の事だから、私が納得するような答えをくれるかもしれない…
私は軽く目を瞑った。
やめよう…
送信と同時に後悔の念が生まれてしまうだろう…。
なかなか送れずにいたその文を、
一文字ずつ、削除していった。
こんな事、今更聞いたとしても…
アタシと瞬のこれからが、何か変わるというのだろうか…?