「同じ空の下で…」
第20章 再会~meet again~
■第20章 再会~meet again~
「艶香、本当に会社、休める?」
久々に聞く瞬の声は、前回より少し元気を取り戻している気がした。
照りつけるような熱い日差しの中、突然の瞬からの電話を受けた時、うかつにも、ショッピングモールのトイレの中だった。
トイレから出ると、慌てるように駆け出して、外へと出た。
「まだ、届を出してないけど、大丈夫だと思う…よ?」
「そか。じゃあ、前に言ってた通り、空港で出迎えてくれんのかな?」
「…うん、イクよ。あ、でも、普通の格好してくからねっ!」
「なぁ~んだよ。つれないな。」
「当たり前だよ。」
「じゃ、有給とってね。一杯土産を携えて帰国するし♪」
「うん、分かった。…てか、荷物なるから、お土産なんていいよ。…瞬、そんな場合じゃないでしょう?」
「…まぁ、そうだけど。そっち帰ったら、色々やりたい事あってさ。」
「えっ?例えば…?」
「まず、艶香を抱きしめる。飽きるほどキスする。そしてそのまま、海へ行く…」
「ちょ…ちょっと待ってよ。そもそもの目的以外ばかりじゃない!…そんなに私中心で物事決めないでよ…」
瞬の言葉に反応する私は、一気に目の下のかたりから頬にかけて熱を走らせてしまう。
「じょーだんです♪…まず見舞いに直行します…」
「そうよ。当たり前ですっ!」
「艶香、本当に会社、休める?」
久々に聞く瞬の声は、前回より少し元気を取り戻している気がした。
照りつけるような熱い日差しの中、突然の瞬からの電話を受けた時、うかつにも、ショッピングモールのトイレの中だった。
トイレから出ると、慌てるように駆け出して、外へと出た。
「まだ、届を出してないけど、大丈夫だと思う…よ?」
「そか。じゃあ、前に言ってた通り、空港で出迎えてくれんのかな?」
「…うん、イクよ。あ、でも、普通の格好してくからねっ!」
「なぁ~んだよ。つれないな。」
「当たり前だよ。」
「じゃ、有給とってね。一杯土産を携えて帰国するし♪」
「うん、分かった。…てか、荷物なるから、お土産なんていいよ。…瞬、そんな場合じゃないでしょう?」
「…まぁ、そうだけど。そっち帰ったら、色々やりたい事あってさ。」
「えっ?例えば…?」
「まず、艶香を抱きしめる。飽きるほどキスする。そしてそのまま、海へ行く…」
「ちょ…ちょっと待ってよ。そもそもの目的以外ばかりじゃない!…そんなに私中心で物事決めないでよ…」
瞬の言葉に反応する私は、一気に目の下のかたりから頬にかけて熱を走らせてしまう。
「じょーだんです♪…まず見舞いに直行します…」
「そうよ。当たり前ですっ!」