星空のカギ
電車がきー、と悲鳴をあげる。

きー

きー

それでも走る。
がったん、ごっとん。
がったん、ごっとん。

どんどん、走る。
誰も答えてはくれない。
この電車がどこへ向かっているのか。
どうして進んでいるのか。

それでも、走る。
がったん、ごっとん。
がったん、ごっとん。
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