地味子が恋をした


お風呂から上がってきた一誠に
『ごめん』って言わなきゃ・・・


例のごとく 下半身裸のまま台所に現れた


「あのさ・・・
さっきはなんだか・・・ごめんね」


「はっ?何が?」


「何がって・・・可愛くないこと言っちゃったから」


「オレだって悪かったと思ってるよ」


「えっ?・・・」


「料理苦手な お前に頼んだからさ」


「なんであたしが?苦手って・・・」


「好きなら何か作るんじゃない?いつも買ってきてるから」


「違うよ!一誠んちの台所だから・・・」


思いっきり誤魔化した


が・・・


「そう言う事にしといてやるよ」


って・・・


一誠はお見通しだ。










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