地味子が恋をした


「でもさ 二人で何か語ってなかった?
真剣な話してたみたいだけど?」


「中嶋くんの彼女の話だよ!
ヤキモチやきらしいよ
別れたいから出会い求めて来たんだって!」


「それで?理央と?」


「アハハ!ないない
あたし彼氏居るんだって嘘ついてるもん」


「え?」


あとあと 面倒なことになりそうだから そうしたのだと話した。


「お隣さんとは どうなのよ?
彼女来るからって追い出されて…
自分の用が済んだら 帰ってきていいぞ?
それはないでしょう?」


「仕方ないよ!あたしが間借りしてんだから
だけどね 今日晩御飯に誘われたんだ!
この間のお詫びかな?」


「もー…何度も言うけど深入りしないのよ」


「はぁーい!」


しないつもりだよ…
たぶん…




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