地味子が恋をした


あっ…オムレツ…


妹さんがいる前で あたしが台所に立って大丈夫かな?


「焼くよ!」


迷ってる場合ではないと 思ったあたしは エプロンをもう一度着けた。


フライパンで焼いてると


「ねぇー 名前何て言うの?」


と、桜子さんが横へ来た。


…妹
と言うことは 高校生だよね!


大人っぽいし可愛い


「理央です」


思わず敬語を使ってしまう。


「もー 『です』とか敬語を使わないでよー
あたしと同い年なんだから」


「えっ?双子なの?」


「そう言うことにしておけ!」


一誠があたしたちのもとへと やって来た。


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