地味子が恋をした


桜子さんも手伝ってくれて一緒に食事することになった。


「あのさー 意見を聞きたいんだけと、あたしの友達のAくんがBさんを好きなんだけど 告白出来ないって悩んでるんだ」


「なんでコクらないのかな?
思いを伝えないと先に進めないじゃん!」


そのAくんとBさんは友達みたいなものだから 告白して失敗したら友達でいられなくなると 言うらしい。


たしかにそのAくんの気持ちも分かる!
だって今のあたしと同じだもん。


「話聞いてたらAくんの気持ちも分からないわけではないよ!」


「へー…そーなの?
だったらさー 理央さんがBさんの立場だったとしてAくんにコクられたら?」


その時 いきなり一誠が食べてるものを吹き出した。





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