地味子が恋をした


台所へ行ってみると 一誠がソファーを陣取ってる。


「避けてくれない?あたし今晩ここで寝るから!」


「こんなとこで寝たら風邪引くぞ!」


「だってぇー 場所がないし」


「オレの部屋で寝ろよ!」


「一誠は?」


「オレも自分の部屋で寝るけど?」


「ゲッ(゜〇゜;)っ!マジで言ってる?」


「はぁ?なんで?」



なんで?って…


「誰も同じ布団で寝るとは言ってねーだろ!
えっ?それともオレと一緒に寝たい?」


顔を覗き混む一誠


「あほ!」


あたしは 照れ隠ししながら 一誠の頭を叩いた。


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