地味子が恋をした


「せっかく人が素直に言ってるのに!
ムカつく野郎だ!」


あたしは一誠のセミダブルのベットにわざと 大の字になった。


両手両足広げて…


「わぁーフカフカで気持ちいい
一誠くんすまないねえー(笑)
今日は硬い床でお休みしてねぇー」


バタバタと身体を動かした。


「テメー!止めろよ!マットの芯が折れるだろ!弁償させるぞ!」


それでもやめないあたし
だって そうでもしてないと 同じ部屋で寝るなんて 緊張して死にそうだから。



< 194 / 215 >

この作品をシェア

pagetop