地味子が恋をした


「気まずくなるから 絶対言わないつもりだったのに」


そう言うと 一誠はあたしをベットへ座らせた。


そして 自分もあたしの横に座り


「遠回しに言うのは止めて 単刀直入に言わせて貰うけど」


一方的に一誠だけが喋ってる。


「オレは理央が好きだ」


「へっ?はい?今なんて?」


あたしの聞き間違い?


今 あたしのこと好きって言った?


「オレは…お前が好きなの!」


「嘘!だって
そんな素振り無かったもん
いいよ 無理して好きとか言わなくても
十分だよ!」


すると 今度は一誠が


「はい?」


と、訪ね返す。



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