地味子が恋をした
「マジで?」
「いいなぁー理央
さっきの人カッコ良かったよ!」
「うん・・・だね
あり得ないよね」
「自信持ちなって!」
だってあたし 隣のやつに
田舎者ってバカにされてるのに?
「ちゃんと電話するんだよ!」
「う・うん・・・」
そして…
夜
あたしは勇気を出して
電話をかけてみることにした。
「もしもし」
昼間の本田くんの声だ。
「あ・あのーあたし」
「あっ!理央ちゃんだ
かけてくれたんだぁー
嬉しいよありがとう」
「あ…いえ・・・」
「そう固くならないで!」