地味子が恋をした


「ちょっと!静かにして」


あ・・・つい


拓海は黙ってしまった。


「ごめん あたし…集中してたから」


「いいよ!今日は意外な一面が見れて楽しいよ」


そんなこと言われると、恥ずかしくなる。


拓海は、リモコンをテーブルに置いて あたしの肩を抱き自分の肩にあたしの頭を引き寄せた。


拓海のいい香りに酔いそうになっちゃう。


と、同時にあたしの心臓はバクバク…


すると、拓海の顔があたしの目の前に!


「いい?」


どうしよう・・・このまま?


嘘・・・まだ 付き合って間がないのに
あたし初めてなのに


でも
あたしは、目を綴じた。


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