地味子が恋をした


「出来るわけないでしょう!
どうせ一誠だって 
馬鹿にしてるんでしょう!
わかってるよ自分の事だもん!
飾り気のないブスな女だってことくらい
だけど・・・」


「だけど?」


「だけど・・・
そんなあたしでも好きだって
言ってくれてるって信じてたから
このショックは立ち直れない」


あたしは半泣き状態だった。


「理央はさ・・・ブスじゃないと思うよ・・・」


「そんな言葉今居らない!
慰めにもなんない!
火に油を差すだけよ
もうあたしにかかわらないで!それだけ」


一誠の手をドアから外し締めた。


ムカつく!!!



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