チャットの貴方に恋をする

「恋をすると不整脈が起きるんでしょ?だったら不整脈の患者全員恋をしてるんじゃないの?」

瑠璃ちゃんは呆然としていた。私はチョコチップクッキーに手を伸ばす。

しばらくして瑠璃ちゃんは吹き出し、笑い始めた。……何が可笑しいんだろう?


「不整脈の患者……不整脈っ……あはははっ……!!!!!!」

どうやらツボに入ったようだ。呼吸をするのもままならないぐらい、爆笑している。

「くくっ……不整脈の患者なわけ無いじゃん…あははっ…心臓病じゃないんだから…くくっ…」


「姉ちゃんが今日教えてくれた」

「マジかよ…」と、言いながら瑠璃ちゃんは再び腹を抱えて笑い出した。


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