チャットの貴方に恋をする
龍弥side
「眠……」
俺は欠伸を漏らしながら呟いた。
俺の名前は小川 七海。skyflowerでは、龍弥と名乗ってる。
「手強いな……やっぱり…」
俺はディスプレイを眺めながら呟いた。
龍弥 「蓮歌ー!!(キス
蓮歌 「きゃぁぁぁぁぁぁぁあ//////!!!!!!(蹴り飛ばす
あり得ねー…普通の女子だったら赤面するぞ?そんでもって固まるかーとにかく、俺が主導権を握りやすい状態になるぞ?
なのにこいつは…蓮歌は確かに赤面はしてるが、なんっつーか俺が主導権を握れないようにしている。
今まで付き合ってきた女とはまったく違う…まったく男慣れしてないって感じだ。
面白いやつだな……
俺はキーボードを叩きながら思った。
蓮歌…か……綺麗な名前をHNに使うやつだ。興味深い、もう少し押してみよう…
俺は小さく微笑みながら、キーボードを打ち続けた。