チャットの貴方に恋をする
その後ー
「………ん…」
私はゆっくりと目を開けた。窓から紫色に染まりかけた空が見える。
私は目を擦りながら近くに転がっている目覚まし時計を手に取った。
「5時……寝過ごしたか…」
私は布団から起き上がり、モゾモゾと着替え始めた。
制服をハンガーにかけ、パーカーに体操着の短パンに着替える。
まだ覚醒きってない体を引きずるようにして部屋から出ると、私はキッチンへと歩き始めた。
「眠い………」
頭がボーッとする。低血圧だからか、昔から寝起きが悪いのだ。
私はシンクの前に立ち、皿洗い用のスポンジと洗剤を手に取った。