チャットの貴方に恋をする
<蓮歌さんが入室しました>
蓮歌 「こんにちは
龍弥 「こんー
龍弥さんは私より早く来ていた。
正直、こういう風に龍弥さんが私より先にルームを作ることは珍しい。
私は珍しいなーっと思いながらキーボードを叩く。
龍弥 「蓮歌ー…しばらくこうさせて…(抱きつく
蓮歌 「!?!?!?////////
えっ!?何で抱きつくの!?!?!?しかもそんな風に言われると断れないんですよ!?
私は顔を真っ赤に染めながらキーボードを叩いた。
蓮歌 「…………少しなら//////(撫で
龍弥 「んー……(撫で受け
うあー………ヤバい、こんな風なのは反則だ。
抱き付かれるとかというスキンシップ(?)も慣れてないし、何より龍弥さんが可愛く見えてしまう。
猫みたいで、現実でこんな事されたら抱き締めてしまいそうだ……
「うー………」
私は顔を覆いながら後ろに倒れこむ。本当にこういうのは困る。相手は男子だし、何より抱き付かれるとか平気でできる人のようだ。
何故かは知らないけど、嫌っていうくらい心臓が自己主張を繰り返してる。
「ヤバい……心臓おかしくなる……」
私は顔を覆ったまま呟いた。