チャットの貴方に恋をする
数日後ー
「………書けないなー…」
私はノートに消ゴムを走らせていた。
私は今、図書館で小説を書いている。内容は…まぁ、skyflowerの皆を登場人物にした物語だ。
ノートにペンと消ゴムを交互に走らせる。
私は頭を抱えた。どうしよう…全く書けない…
趣味で書いている小説だが、書けないと結構な勢いで悩む。
出来ればで良いから何か話を盛り上げる物を書きたい。
そのために必要なのは……恋愛要素?
「………龍弥さんならどう書くのかな……?」
瞬間、とくんと胸が小さく鳴った。
え…?何で鳴ったの…?
私は手にしていたシャープペンを置き、胸に手を当てた。
いつもよりも心臓が早く動いている。
なんだろう……?
私は大きく息を吐くと、再びペンを手に取った。