ケータイ彼女に恋して
ジリリリリリリ――――――リリリリ―……
…
あ〜!うるさい!
今日は休みだというのに、目覚まし時計のタイマーを切るのを忘れていたお陰で、
まだ鳥がさえずるより早い、、、こんな朝っぱらに……
って、違うか…
どうやら、目覚まし時計が鳴らす耳をつんざく、この爆音は本日二回目の事らしく、
時刻は既に、午後5時を回っていた―…。
…ん〜
…昨夜はいつの間にか…考える脳がシャットアウトしていたのか、
深い眠りについていたみたいだ。
まだ体を布団から起き上がらせていないにも関わらず、
右手だけは活発に携帯電話を探し始めた―…。