ケータイ彼女に恋して
様々な憶測を頭の中で交わした所で、
答えは梅山ナツのみぞ知る。
答えが人にある以上、一人で考えてたって答えなんて見つからない…か。
只の想像の範疇でしかないもんな。
もっと梅山ナツに触れるしかない!
それから俺は、ホームページ"なついろ"に掲載されてあるブログを読んだ。
…も、
当然ながら、プロフを載せない本人が、自分の素性を書いてる訳もなく…
ただイタズラに俺の気持ちを悶々とさせるだけに留まった。
隠されると見たくなる…
見えないと探したくなる…
何て、生易しいもんじゃない。
俺の心は既にナツイロに染まり始めていた…。
プロフはない。
ブログにも答えはない。
…とすれば、
もう一度、
『小説大恋愛』…
読むしかないな。
これで何度目だろう…?
…だけど
…何か見つかるかもしれない…