ケータイ彼女に恋して


小説を書く者にとって、

いや、音楽や漫画、創作と呼べるジャンルの中で、作る者にとって、

全てに精通するモノ、
"閃き"

それが突然舞い降りたとしたら…、

作るしかない。
表現するしかない。

それが作家たる所以。

いつも思ってた。
長年、悩んでた。

何か閃かないかな。と…


結果的には、小説を中断させたのは梅山ナツで、新たな閃きを生んだのも、

梅山ナツ。



俺は、
まだ真夜中だというのに、完全に目が覚め、

携帯電話を手にとった。


先ずは閃きを忘れない為にも、新たに浮かんだ小説のタイトルから携帯にメモした。


タイトル
『小説ラブレター』


読んで字のごとく、

"小説から伝える恋のメッセージ"


梅山ナツに直接想いを伝えるよりも効果的で、梅山ナツの小説を読んだ事から始まった恋としては、この上ない表現方法だ!


『小説ラブレター』…

書くぞー!おー!!
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