毎日
ピッ

「あ゛ぁ゛!?
誰だこんチキショウ!?」

響は電話に出るなり怒鳴り散らす

『………何で怒り狂ってんだ?』

「何だカズヤか………」

『一斗だ!!!』

電話の主は矢島 一斗だった

響とは幼稚園からの付き合いでいつも暴走した響を止める役が一斗だ

「そんなことはどうでもいいんだけど
何の用だ?」

『どうでもいいのかよ!
まぁいい…お前今日祭り行くよな?』

「当たり前だろ?
俺を誰だと思ってやがる?」

響は妙に兄貴臭のするセリフを言い放った

『残金をまともに確認せずに財布がスッカラカンになる男だろ』

「ぐはぁ!!!」

響の言葉はズバッと切り捨てられた

「…うぐ………それ言ったらオシマイだろ………」

『元からお前はオシマイだろ?』

「ぬぐっ!」

さらに追い討ちをかける一斗
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