毎日
「ってか!!!
用件言えよっ!!!」

強引に話を引き戻す響

『そうだった
祭りに行くメンツ決めたかったんでな』

「何だそんなことかよ

まぁ……俺と一斗
後は蓮に仁美でいいんじゃね?」

『……………マッキーはどうする……』

ビシャァァアアア!!!

響に雷鳴が走り抜けた

「……無しだ……
あいつが来るとロクな事が起きないから………」

『あいつ絶対祭りに来るぞ………
俺たちがあいつに見つかったら………』

電話越しにガタガタと音が聞こえた
どうやら一斗が震えているようだ

「それ以上言うな!!!
とにかく!見つからないようにしなければなるまい………」

2人が脅えるマッキーの正体とは………
………後々に説明することになる
何故なら……

「ダブリュゥ!
ラリアットゥース!!!」

響は首根っこに鈍痛を確認する暇なくその場に気絶した

「にゃはははは!
いいぞ!!!この新技!!!
何気なく腕を広げて回ってたらこんな素晴らしい技を身に付けてしまった!!!」

高らかにガッツポーズを取るのは山下家の次女、コハルであった
コハルの趣味は様々あり一番はプロレス技の習得及び開発だ
そのためコハルを止められるのは長男の敦士か長女のハルカだけである


『もしもし?
おーい響~
もしも~し…』

受話器はコードに吊られブラブラと振り子のように空しく動くだけだった
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