甘過ぎる彼氏
「絢、頭あげろよ。
絢は悪くない。
絢が見た紙はたぶん
呼び出しだろうな。
それで由依華が俺たちの
負担になりたくないから
自分で呼び出しで指定された
場所に行ったんだよ。
だから、絢は悪くない。
悪いのはあのバカな由依華だ。」
「えっ
そんな私負担だなんて
思ってないのに。」
「俺らもそう思っている。
けど、由依華ってそうゆうの
気にするやつだろ。」
ニカッと昇は笑った。
「よし、由依華探すか。」
そう俺が言った瞬間…
「ゆず…き…たすけて…!!」
そう悲痛な叫び声とも
言えない声が下から聞こえた。
「!!!!??」
俺ら3人は驚愕した。
「今の由依華のだよな?」
「あぁ…」
確認するとすぐに屋上の端に
行き下を見た。
すると…
びしょびしょでグッタリとしている
由依華が背負われて塀の外側に
いる男に渡され車に入れられていた。
その車の奥を見ると…
藍那が…
ニヤニヤ笑いながらいた…
そして車が走って行った。
「由依華ー!!?」
「柚希!
落ち着け!!
藍那の家に行ってご両親に話をするぞ!!」