甘過ぎる彼氏

昇side



家に帰り親父に

由依華が拐われたのを話すと

一瞬目を物凄く見開いた。



「由依華がか…

予想はしていたがまさか

こうなるとわな。

私も全勢力を使ってでも探す。

昇、手を抜くなよ?」



「手を抜くわけねぇーから。」



「あと菜々海には言うなよ?

あれはすぐ気を取り乱すからな。」



「分かった。」



自分の部屋に戻り調べた。

しかし、思っていた通り

何も有力な手がかりはなく

焦っていた。

しかし、由依華大好きな柚希の方が

取り乱しているだろうな。

と冷静な自分は思っていた。

その光景を想像すると

クスリと笑ってしまった。



ガチャ



「昇、由依華が見つかった。

行くぞ。」



「あぁ、絢と柚希に電話する。」



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