甘過ぎる彼氏
由依華side
「ん…
ここはどこ…?」
混乱してきたわ・・・
まず、学校に登校して靴箱の中に
呼び出しの紙があって
それには校舎裏に来い
とだけ書かれていて・・・
誰からか分からなかったけど。
たぶん裏で手を引いてるのは
藍那だろうけどね。
みんなに迷惑かけているから
私でどうにかしないと
って思って行ってみたら
なんとなく予想してたけど
水かけられ暴行され
ほんっとありえなかったわ。
柚希に助けを求めている内に
車に乗せられ車の中に居た
藍那にガスを吸わされ意識を
失ったところまでは覚えてる・・・
けど・・・
車に乗せられてすぐ眠らされた
から場所が分からない・・・
皆に迷惑掛けるくらいなら
単独行動なんてしなきゃよかった・・・
ガチャ
「あら、お目覚めのようね。」
「・・・!?
藍那!!
私をどうするつもりなの?」
「庶民風情で私の名前を
気安く呼ばないで!!」
「・・・っっ」
藍那はクスクス笑った。
「そんなの決まってるじゃない。
柚希を私の物に・・・
婚約者にするため。
あなた本当に目障りなの。
だから、もう人の目の前に
出れないようにして
差し上げますわ。」
そういった藍那の後ろから
数人の男たちが出てきた。